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日本商業英語学会第61回全国大会発表 2001年10月21日 染谷泰正 (18/18)
8    まとめと今後の課題
  • 本研究では、Ghadessy (1993) の先行研究を批判的に検討しながら、独自に構築した「英文ビジネスレターコーパス」の分析に基ずいて一般的な英文ビジネス文書のテクスト構成パターンをモデル化した。
  •  本研究で提示した「モデル」は以下のような特徴を持つ。

  •  
    1)  Ghadessy の RF 要素の代替案として INITIATOR (= INT) という概念を導入し、これがあらゆるビジネス文書の導入部に義務的に存在する要素であることを確認するとともに、導入部の GSP (Generic Structual Potential) をより操作的に定義する方向性を示した。
    2) 同 C 要素に潜在的に含まれる「内部照応的」機能と「外部照応的」機能を明示的に分け、前者を CLS Type 1、後者を CLS Type 2 と再定義した。
    3) 同 AI 要素を、より狭義に KEY と再定義し、これがビジネス文書の各パーツを構造的に結束する要素として主要な役割を果たしていることを明らかにした。
    4)  MD_MKR および TX_MKR という 2 つの要素をモデルの中に明示的に導入し、これが各文書のテクスト性 (textuality) およびメッセージとしての統合性 (well-formedness) を左右する重要な構成要素であることを示した。
     
  • この「モデル」は教育的な応用を意識して作成されたものであり、ビジネスライティング指導の現場において、学習者のための実践的指針として(適切な指導のもとで)十分に活用し得るものであると考えられる。ただし、今後、カテゴリーごとのサブモデルを作成するなどして、より精緻化を図りたい。(ちなみに、本研究ではすでに発話行為のタイプ別「形式スキーマ」という観点からいくつかの代表的な機能範疇にわたるサブモデルを抽出しているが、これについては別の機会を得て改めて議論したい)。

  •  
  • 本研究では、ビジネス文書の義務的要素としてその重要性が高い RF (= INI に修正) と C(= CLS に修正) について、それぞれの言語的具現形式 (linguistic realization patterns) についても考察した。ただし、現時点では分析が不十分であり、より精緻な分析は今後の課題としたい。
  • なお、本研究は限られた数のサンプルについて行われたものであること、一部のタグ付けが必ずしも客観的な基準に基づいて行われたものではないこと、および手動タグ付けによるエラーの可能性があることなど、いくつかの問題点をはらんでいることを付け加えておきたい

 

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(C) 2001 Yasumasa Someya

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