[英文履歴書]

青山学院大学 文学部英米文学科(注)
染谷 泰正

1.  はじめに
2. よい履歴書とカバーレターを書くための10カ条
3.  履歴書のスタイル
4.  カバーレターのスタイル
5.  実例分析
    資料

注)所属は2004年時点のものです。


1.  はじめに
求職活動の第一歩は履歴書の作成である。これは相手が日本企業であれ外国企業であれなんら変わりはない。ただし、日本企業が求める履歴書と、外国企業、とりわけ欧米企業が求める履歴書 (resume) ではその内容がかなり違う。一般に、日本企業に提出する履歴書は、丁寧な自筆で所定の書式に従って過不足なく、かつ正確に記入してあることが最大のポイントで、自分の能力や実績をあまり強くアピールするような記述はむしろ控えるべきとされている。
   しかし、欧米企業の人材募集は、特定の職種・ポストに対して即戦力となるスペシャリストを求めるというのが普通である。したがって、欧米企業に提出する英文履歴書では、自分の能力や実績のアピールこそが最大のポイントとなる。日本式の履歴書が、書き手の主観を排した記録としての要素を重視するのに対して、欧米式の「レジュメ」は、なによりもまず自分を売り込むためのツールと認識する必要がある。この点を念頭に入れた上で、以下、よい履歴書とカバーレターを書くためのいくつかのポイントについて簡単に解説する。 

その前に

2.  よい履歴書とカバーレターを書くための10カ条
第1条   特定の担当者宛てに出す 
第2条   「相手のために」何ができるかを明確に述べる 
第3条   「できること」に焦点を当てる 
第4条   相手の言葉を使って書く 
第5条   簡潔な文章で記述する 
第6条   肯定的なイメージの語句を活用する 
第7条   「面接」の機会について触れる 
第8条   レイアウトにも気を配る 
第9条   出す前に見直しをする 
第10条  「事実でない」ことは書かない 

3.  履歴書のスタイル
英文履歴書とひとくちに言っても、さまざまなレベルと内容のものがあるが、ポイントは、自分の何を強くアピールしたいかを決め、そこに焦点を置いたものにすることである。記述の中心になるのは、学歴 (Education) 、職歴 (Work Experience) 、業績 (Achievements) および応募しようとしている仕事/ポジションに関連したスキル・特殊技能 (Skills and Special Knowledge) であるが、履歴書を書くに当たっては、このいずれにポイントを置くか前もって決めておくとよい。 

以下、代表的な3つのスタイルについて解説する。

Type 1  時系列レジュメ  (Chronological Resume)
Type 2  機能型レジュメ  (Functional Resume)
Type 3  業績型レジュメ  (Accomplishment Resume) 

4.  カバーレターのスタイル 
カバーレターとは、要するにレジュメを送付する際の送り状である。ただし、単に「履歴書を送りましたのでよろしく」というだけでは不十分である。カバーレターは一種のセールスレターであって、その目的を達成するためには、全体として、(1) まず相手の関心を引き寄せてレターを読む気にさせ (Attention)、(2) 興味をひきおこし (Interest)、(3) 行動を起こさせる (Action)、という手順を念頭に入れて構成する。次に示す例文は、この手順に沿って作成したカバーレターの例である。

Sample Cover Letter

5.  実例分析
実例 1  現役大学生(女子学生)が書いた典型的なレジュメおよびカバーレター (比較 -> 授業の課題で作成した Self Promotion Letter
実例 2  現役大学生(男子学生)が書いたレジュメとその改作例
実例 3  専門家による職務経歴書の例
実例 4 デザイン・内容とも優れた Web Resume の例 1
実例 5 デザイン・内容とも優れた Web Resume の例 2

資料1 表現を豊かにする実用サンプル文例
資料2 英文履歴書の語彙分析
資料3 英文履歴書の参考書

※このプレゼンテーションは 1997年発行の『海外で働く'98』 (アルク) に収録された記事 (原題「すぐに使える履歴書作成テクニック」 染谷泰正) 一部改変して転載したものです 。


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